空を埋め尽くす野鳥たちの鳴き声に包まれて味わう、
未知の感動体験があなたを待っています!
世界有数の渡り鳥の越冬地で体験する、唯一無二のバードウオッチングをメインプログラムとするツアー。プロの野鳥観察ガイド兼写真家による野鳥観察指導や、バズる写真が撮れるマル秘撮影スポットへの案内付き。ハクチョウ、ガン類から希少種まで、あなただけの“推し鳥”の見つけ方もアドバイス。「残したい日本の音風景100 選」に選出された野鳥の鳴き声と羽音は必聴! 隣の人の話し声も聞こえないほどの大合唱はまさに大自然がもたらす感動体験。すべてが常識を超えたバードウオッチングを楽しめるのは、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に、日本で2 番目に登録された伊豆沼・内沼だけ。
その伊豆沼を中心とした生物観察や貴重な大自然を守る環境保全活動、漁業・農業体験でとった魚介類や野菜などを使った郷土食の手づくり・試食体験、さらに郷土芸能体験など、すべて地元の人たちと交流しながら体験する地域の魅力堪能型ツアーです。
伊豆沼は、東北地方の宮城県登米市と栗原市にまたがる、面積369haの広大な沼です。冬でも水面が凍結せず、餌となる動植物、魚類や昆虫類が豊富なため、国内最大級の渡り鳥の飛来地として知られ、多数のバードウオッチング愛好者を引きつけてきました。
夏になると伊豆沼の水面は、ハスの葉で覆いつくされて花が咲き乱れ、極楽浄土の様相を呈します。
1985(昭和60)年にラムサール条約湿地*に登録されて以来、この豊かな自然環境を保護する活動が積極的に行われています。
ラムサール条約:1971(昭和46)年にイランのラムサールで締結された条約。日本における正式名は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な条約」となっている。
このツアーは、1週間・6泊7日の長期滞在型プランです。
なお、以下のツアープログラムは、予定です。断りなしに、部分的に変更になる場合があります。
詳しくは、下記までお問い合わせください。
食農体験ネットワーク登米協議会 ツアー事務局 TEL: 0220-28-2986
1日目 |
・チェックイン ・渡り鳥ねぐら入り観察 ・ウェルカムパーティー |
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2日目 |
・渡り鳥飛び立ち観察 ・伊豆沼・内沼を学ぶ ・アクティビティ(①②から1つ選択) ・渡り鳥ねぐら入り観察
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3日目 |
・渡り鳥飛び立ち観察 ・自由行動 |
4日目 |
・渡り鳥飛び立ち観察 ・アクティビティ(③~⑤から1つ選択) ・アクティビティ(⑥~⑨から1つ選択)
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5日目 |
自由行動 |
6日目 |
・渡り鳥飛び立ち観察 ・アクティビティ(上記⑧⑨から1つ選択) ・フェアウェルパーティ(行山流佐沼鹿踊演舞、柳生心眼流兵法演舞鑑賞) |
7日目 |
チェックアウト |
世界中からバードウオッチング愛好者が
やって来る野鳥観察の聖地
伊豆沼での野鳥観察は、早朝の「飛び立ち観察」と夕方の「ねぐら入り観察」が中心となります。特に、伊豆沼のバードウオッチングで最大の特徴は、圧倒的な野鳥の多さです。マガンが飛来する太平洋側の南限地付近とされ、日本にやって来るマガンの約9割が、伊豆沼周辺で越冬するといわれています。この鳥たちを求めて、伊豆沼には世界中からバードウオッチング愛好者がやって来ます。
あぜ道から水際までの湿地帯が比較的狭く、鳥と人の距離が近いのも伊豆沼ならではのこと。湖面から押し寄せる鳥の大群に身をつつまれる体験は、生涯忘れ得ぬものとなるでしょう。
このツアーでは、地元の野鳥観察クラブによるバードウオッチングポイントの案内や、狩野博美*氏ら地元のプロの写真家等による撮影指導も予定しています。
狩野博美:登米市出身の写真家。東北地方環境事務所の非常勤職員として、湖沼群や鳥獣の調査を手がけている。米国ナショナル・ジオグラフィック主催トラベル・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー2017の自然部門で第2位を獲得し一躍その名が世界に知れ渡る。
鳥たちに警戒心を与えず観察ができるバードウオッチングテント(1人用)の貸し出しも行います。
冬の渡り鳥を撮影した写真家・狩野博美氏の作品。写真右は、米国ナショナル・ジオグラフィック主催フォトコンテストの自然部門で第2位を獲得した作品。
自然保護の専門職員がレクチャー
伊豆沼・内沼の自然環境に関する展示や野鳥・植物などが観察できるビューラウンジを有する宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(鳥館)を見学。同センターを管理する公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の専門職員から、沼の成り立ちや人々との関わりなどについて学習します。
2Fビューラウンジから自然観察もできる宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(鳥館)
写真提供:公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団
伊豆沼に飛来する野鳥たち
伊豆沼で羽を休める渡り鳥の群れ
具体的な環境保全活動と野鳥観察のルールを知る
伊豆沼・内沼環境保全財団の専門職員から、環境保全活動の重要性やその活動内容、さらに、野鳥観察のルールなどについて学びます。
実体験を通じて環境保全の重要性等を深く理解
伊豆沼周辺でのヨシ刈り体験やクリーン活動、伊豆沼・内沼水生植物園の見学、伊豆沼での漁師体験などを通じて、環境保全活動の重要性や伊豆沼と人々との関わりをより深く理解していただきます。
ヨシ刈り体験
クリーン活動
地元の人たちの指導を受けて作り、食べる郷土料理
小麦粉を水で練って手で伸ばしてゆでて、はっと汁などにして食べるのが、宮城県の県北地方に伝わる郷土料理、はっとです。そのはっとや漬物などを地元の人たちから指導を受けて一緒に作ったり、伊達の純粋赤豚のしゃぶしゃぶや杵つき餅など地元ならではの食材を使った料理を一緒に食べたりしながら地域の食文化を体験していただきます。
郷土料理はっと
地元の人たちとはっと作り体験
伊達の純粋赤豚のしゃぶしゃぶ
杵つき餅
伝統武術・伝統芸能について学び、装束をまとってバズる写真を撮影
宮城県はかつての仙台藩で江戸時代に生まれた総合武術・柳生心眼流兵法は、県の無形文化財に指定され、その伝統が守られています。また、行山流佐沼鹿踊も江戸時代から佐沼郷を中心に活動し伊豆沼周辺の地方に伝わる伝統芸能です。鹿頭をかぶり、背にササラという長い竹を背負って太鼓をたたきながら、激しく歌い舞う勇壮な踊りです。このような郷土芸能についてのガイダンスを受けたり、装束を試着して写真を撮ったりすることができます。
柳生心眼流兵法
行山流佐沼鹿踊
農家の人たちとともに収穫体験
伊豆沼周辺には、農業に適した気候や沼からの豊富な水量に恵まれた自然の中で、広大な農業地帯が広がっています。
そのような中で農作物等の生産に従事する農家を訪問して、れんこんやせり、しいたけなどの収穫体験などを行っていただきます。
れんこんの収穫体験
しいたけの収穫体験
ドイツの食肉加工品コンテスト(SUFFA・IFFA)で金賞を受賞したソーセージを再現!
宮城県内の指定農家で大切に育てた豚肉を手でこねて、天然羊腸に詰めてソーセージを手づくりします。しかも、この手づくり体験に使用する材料は、ドイツの食肉加工品コンテスト(SUFFA・IFFA)で最高の金賞を受賞したソーセージと同じものです。
つくったソーセージは、その場でゆでて出来立てを食べていただいたり、お土産として持ち帰ることもできます。また、屋内で行うプログラムとして、藁・葦簀細工など、地域の暮らしが学べるプログラムもご用意しています。
伊豆沼豚を使ったウインナーの手づくり体験
作ったウインナーはその場でボイルして食べることも可能
伊豆沼の水をテーマとした多種多様な生態系を学ぶ。漁師とともに漁業も体験
伊豆沼・内沼の生態系の中の「水」をテーマに、水鳥・水棲動物・水性植物を中心とする多種多様な動植物の観察及び展示の見学ができる施設です。館内には、円形大型水槽があり、沼に生息する淡水魚類や貝類の生きた姿を見ることができます。また、伊豆沼での漁師体験も可能なプログラムです。
登米市伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(淡水魚館)
伊豆沼での漁師体験
地域のありのままの姿にふれ、地元の人たちとも交流
風土フットパスとは、森林や田園地帯、街並み歴史的景観、自然観察施設などを歩いて巡り、地域のありのままの風景にふれ、食などを通じた地元の人たちとの交流を楽しんでいただくプログラムです。徒歩ならではのゆっくりとリラックスした時間の中で、地域の魅力をじっくり味わうことができます。
地域を歩いて巡る風土フットパス
牛の放牧に出会うことも
ラムサール条約登録湿地で
野鳥を追い求める贅沢なサイクリング
ラムサール条約に登録された伊豆沼周辺を野鳥を探しながら巡るサイクリングができるのは、ここならではのこと。サイクリングで伊豆沼を巡り、自分だけの風景を心に焼き付けてください。
大自然の中で眠り、野鳥の鳴き声で目覚める宿泊体験。
ご当地食材が楽しめる農園BBQも!
当ツアーでは、グランピングテントや地域の宿泊施設などでご宿泊いただきます。湖畔の澄んだ空気に包まれ、渡り鳥の鳴き声が目覚まし代わりとなる、宿泊自体が大自然を満喫する体験となります。また、お食事は、究極のしもふり豚肉「伊達の純粋赤豚」と地場野菜を使った農園BBQなど、ご当地ならではのメニューもお楽しみいただけます。
グランピングテント
農園BBQの様子
伊達の純粋赤豚の農園BBQ